ナッシュビル、音楽の魂
朝目覚めると外はうっすらと雪。ナッシュビルの朝晩は冷える。
吐く息を白くさせながら、今日はまずカントリー音楽の殿堂博物館に行ってきてんわ。ほしてそこからスタートするRCA STUDIO Bを見学するツアーに参加、ラッキーなことに貸切状態で、綺麗なお姉さんに詳しく説明してもろて、スタジオにあったエルビス・プレスリーも弾いたというスタンウェイのグランドピアノを弾かせてもろて(Cryの前奏をチラッと)、ボブ・ディランやプレスリー、チェット・アトキンス等々蒼々たるミュージシャンがレコーディングした音楽が生まれる聖域の空気を思いっきり吸うてきたわ。
スタジオ出た時にはなんちゅうか音楽の魂みたいなもんが身体に入ってきた気がしてなんともハッピーな気持ちになったぞいね。
お昼はナッシュビルのハードロックカフェで。ほして午後はこれまたナッシュビルでの一番の楽しみ、ライマン公会堂へ。ここは1892年に出来たホールで、カントリーミュージックの聖地、ほしてまたニール・ヤングやブルース・スプリングスティーンも特別の想いを抱くアメリカのミュージックシーンにとって特別に意味ある場所。(ジョナサン・デミ監督のニール・ヤングの映画「ハート・オブ・ゴールド」がまさしくこのホールでの撮影。)
今日の夜は1925年から続く音楽番組「グランド・オール・オープリー」の収録日でステージ上にはすでに楽器がスタンバイ。そんなステージ上に乗せてもろての写真撮影。ニール・ヤングやスプリングスティーン、ボブ・ディラン、エミルー・ハリスやトリーシャ・イヤーウッドと同じ場所に立っとる!、それだけでもなんか力を感じたわ。かつて、デビッド・リンドレーが演奏したという金沢はもっきりやのステージで感じたんもまたこれに似た身震いするような興奮やった。
さらにバックステージツアーにも参加。ボブ・ディラン、ニール・ヤング、スプリングスティーンが使こた楽屋を見学、彼らも座ったかもしれんソファーに触れ、彼らがステージに上がる前に自らを映したであろう鏡に映る自分…。館内はバックステージも禁煙なのでミュージシャンも煙草を吸いに行く外へ続く階段、下手(ステージ向かって左)から眺める客席、すべてに音楽の歴史と重みを感じる空間。いや〜良かったわ。音楽の空気を目一杯、心一杯感じることができたわ。
街角の年老いたストリートミュージシャン、夕刻のナッシュビルのブロードウェイに建ち並ぶライブハウスからはナッシュビルサウンドも外まで聴こえて、今も生き続けるナッシュビル。
明日はハイウェイを再びアトランタへ。アメリカンフードでふっくらした身体と日焼け顔で明後日帰国の途につきます。
ナッシュビル、必ず再びたどり着きたい場所になった。必ず…。
【頂いたコメントへのお返事は帰国後になるかもしれません。ご了承下さい。】
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2008年12月22日(月)横浜、
12月27日(土)は金沢!!
さらに2009年新春のライブ予定も続々決定!
【詳細→】http://homepage1.nifty.com/asei/katsudoujyouhou.htm
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