白鳥、吉祥寺に舞い降りる♪-吉祥寺寄席-
いや~、昨日のコクーン歌舞伎の興奮冷めやらん一日やったけど、今日は吉祥寺に新潟から飛んできた白鳥が舞い降りるっちゅうことで、夜は吉祥寺の安養寺っちゅうお寺さんへ行って来てんわ。
「白鳥?白鳥ってあの白い?」
いやいや、緑の羽の(だって、着物の袂がもう羽の形ねんもん(笑)。いやこれホント!紋は白鳥やし、師匠のワッペン着物を見事に継承。)三遊亭白鳥師匠!!円丈師匠のお弟子さんで、ず~っと生で聴きたい聴きたいと思っとった噺家さんやってんけど、なんとなんと吉祥寺にやってくるっちゅうことで嬉しい限り。
新作と古典を2席やるっちゅうことでこれまた楽しみ!一席目は、新作落語『戦えおばさん部隊』でまずはドッカン笑わしてもろたわ。
ほんで、ゲストは活弁士さん。お恥ずかしい話やけど、「活弁士って何やったっけ?」と頭ん中クエスチョンマークで一杯やってんけど、無声映画の台詞をつける人のことねんね。「なるほど!」っちゅうて思いながらの活弁士・澤登翠(さわとみどり)さんの舞台やってんけど、これまた面白かってんて♪
一人で映画の説明からナレーション、ほして何人もの登場人物の台詞までたった一人でこなすげんけど、これが映像とピッタリ来る技術、ほして落語にも通じる、実際に声優さん何人も使こて今で言う吹き替えみたいながにするよりもよっぽど拡がる映画の世界。う~ん新たな発見やったわ。やっぱり人間の想像力っちゅうたら面白いわ。
想像することに貧しくなってしもた現代に、新たな無声映画の世界を創り出したら面白いがんないかなぁと思ったぞいね。
さぁ、中入りを挟んでは白鳥師匠の古典落語。「演目は何やろな?」っゆうてワクワクやってんけど、『火焔太鼓』(かえんだいこ)!しかもただの『火焔太鼓』じゃなしに『白鳥版火焔太鼓』。「お~、キタなぁ。いいなぁ。」と思いながら、期待通りの熱演やったわ。
これまで生で聴いた圓蔵師匠やら権太楼師匠やらの『火焔太鼓』(余談やけど、この前古今亭志ん朝師匠の演じとった『火焔太鼓』をテレビで観とってんけど、志ん朝師匠の演技力っちゅたらすごいなぁと思ったんが記憶に新しいわ。)とは、ひと味もふた味も違うもんやけど、古典を継承しつつ新たな演出を加える、まさしく昨日観たコクーン歌舞伎の世界と相通じるもんがあるなぁと思って妙に納得したぞいね。
継承と創造、やっぱり芸の世界っちゅうたら面白いわ!!フォークも継承と創造やろうね♪
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