法界坊-今に生きる歌舞伎-
一昨日はTシャツ着とっても暑い、真夏日やったんに昨日は長袖でも肌寒かったさけ、フリースのベスト羽織る位の温度差。地球が悲鳴上げとるような気がするわぁ。どうなっとれんろ?11月下旬並みの最高気温やったらしい東京。
一昨日テレビでやっとった串田和美演出中村勘三郎主演の平成中村座ニューヨーク公演『法界坊』をビデオに録って観とってんわ。コクーン歌舞伎ですっかりファンになってしもた、串田演出の歌舞伎。テレビを通しても、ほの迫力と面白さが十分伝わってきたぞいね。
ニューヨーカーを目の前に英語で独り言を喋る法界坊、すっかり歌舞伎に馴染んだ淡路屋さん(笹野高史さん)のエロさ満点の役どころもまた魅力。すっかりテレビの前で笑ろた笑ろた(笑)。日本では大向こうで感じられる客席と舞台との一体感、アメリカでは英語でそれを上手いこと成し遂げとって、いや~凄いわ。法界坊のキャラクターにもピッタリ。
江戸時代の歌舞伎っちゅうたら、実はこんながやってんろうなぁと思うわ。もちろん、いわゆる古典といわれるような、かた~い話も中にはあるげんけど、世話物の中に庶民の中に生きとった歌舞伎があると思うし、今に生きる歌舞伎のヒントがあるような気がすれんわ。
ほれを”これでもか!!”っちゅうて魅せてくれる串田さんと勘三郎さんには脱帽やわ。凄いわ。
今を歌舞く歌舞伎やね。あ~、生で観たいぞいね♪
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