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2006年7月27日 (木)

『夜叉ヶ池』・『海神別荘』

 7月10日に引き続いて歌舞伎座に行ってきてんわ。しっかし、今日は梅雨らしかった昨日と打って変わって炎天下やったねぇ。銀座のビルの谷間の日差しはきっつかったぞいね。

 読めば読むほど深い泉鏡花の世界ねんけど、前回の鑑賞の後、『鏡花夢幻』ちゅう漫画に『天守物語』、『夜叉ヶ池』、『海神別荘』の3篇が収録されとるちゅうことをマイミクさんに教えてもろて、まぁほれを、波津彬子さんちゅう金沢在住の漫画家さんが書いておいでるときたもんや!
 前回2つの作品を歌舞伎で鑑賞してみて、鏡花の世界を舞台で表現するちゅうがの難しさを感じとっただけに、漫画ちゅう手法で鏡花の世界を表現しとるちゅうがが新鮮で、ほんでさらにすんなり世界に入っていけた感じがすれんわ。

 ほんで今日は『夜叉ヶ池』がよかったわ。玉三郎さん出ておいでん作品ねんけど、お芝居として面白かったし、現代にも通じる痛烈なメッセージが伝わってきたし。
 『海神別荘』の玉三郎さんはやっぱ美しかったんやけど、市川海老蔵さんにもうひとつ何かがあればちゅうがが正直な感想やわ。海底ちゅう舞台背景も含めて演出も難しいがやと思うし。

 ともあれぇ、鏡花の世界は深かったぞいね。ほやし、魅力があれんと思うし、今も玉三郎さんやら多くの演劇人の人らの創作意欲を掻き立てれんと思うげんわ。
 金沢(浅野川)が生んだ・泉鏡花、今触れることが出来てよかったと思うげん。

【公式HP『日記』にも書いてあっさけ、ぜひ見てくまっし(こっちは、標準語で書いてあるさけね。)→http://homepage1.nifty.com/asei/

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コメント

 『夜叉ヶ池』は、自然の厳しさということが根底にあるのですよね。
交換条件でやむなく“龍神”となってゆく姫さまの気持ち。。。
心を砕いて人々のために身を挺してゆくことは、本当に切ないことと思います。
 科学万能と思われる現在でも災害や天災が起こる度に“何か”をないがしろにしているでは・・・と思うことがあります。
泉鏡花の世界にその“何か”があるのでしょうか。。。

投稿: ☆藜☆ | 2006年7月27日 (木) 23:06

◎☆藜☆さま、
>『夜叉ヶ池』は、自然の厳しさということが根底にあるのですよね。
交換条件でやむなく“龍神”となってゆく姫さまの気持ち。。。
心を砕いて人々のために身を挺してゆくことは、本当に切ないことと思います。

 あの作品を読んどると、やはり人間のおろかさを感じたりします。自然にひとつひとつ霊が宿るというのは、日本的なとっても大事な感覚であり、文化であり、魂であるような気もします。鏡花の作品を読んどると、人間を超えた世界の存在を信じてしまったり、そこから自然への畏れを感じたり、それもとても大事な事だと思いました。

>科学万能と思われる現在でも災害や天災が起こる度に“何か”をないがしろにしているでは・・・と思うことがあります。
泉鏡花の世界にその“何か”があるのでしょうか。。。

 その意味では、鏡花の作品やら世界観ちゅうのは、今だからこそ読み解きたいちゅう感じもありますね。
 この時代に鏡花に出会えたこと、そこから感じつつ大切にすべき世界を見出してみたいと思いました。

投稿: 松田亜世 | 2006年7月28日 (金) 01:55

 自然界への畏敬の念を深く感じとられたのですね。
古い文学作品と思いがちですが、
包み込まれている世界観を読み解こうとなさっていることにとても感動します。
 深い深い想いをありがとうございました。

投稿: ☆藜☆ | 2006年7月28日 (金) 06:32

◎☆藜☆さま、
>古い文学作品と思いがちですが、
包み込まれている世界観を読み解こうとなさっていることにとても感動します。

 まだつかみきれないところもあるのですが、単に古い作品という訳ではない魅力を感じました。

投稿: 松田亜世 | 2006年7月28日 (金) 09:17

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